プロモーションは、コミュニケーションの一部であり、製品、サービスに対する意識や関心を高め、購買を促進するメッセージのことを指します。通常、プロモーションの手段としては、広告、販売促進のインセンティブや褒賞、WebサイトやEメール、販売員、PRなどが用いられます。
プロモーションには2つの効果が求められます。製品に対する注意を喚起することと、購買行動を起こさせることです。しかしながら、この2つの効果をともに満たすプロモーションは実はさほど多くないのが現状です。また、プロモーションの実施には力を入れる割には、その効果の測定を行なわなかったりもします。当然、プロモーションはコミュニケーションの一部であり、顧客が製品に関心を示し、購買行動を起こす要因は、プロモーションも含めたコミュニケーション全体によるものですから、効果測定がむずかしいのは事実です。プロモーションの費用対効果を単純にその期間の売上と比較することもあまり意味のあることとはいえません。しかし、そのことがプロモーションの効果測定を行なわなくていいという理由にはなりません。効果的なプロモーション活動を続けていくためにも、企業は、製品への注意の喚起、製品の購買行動への動機付けといった2点からプロモーションの効果測定を行なっていく必要があります。 |